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前号から数えて4年ぶりの発刊。『偏愛する映画誌』のサブタイトルが冠された今号は、速報やキャッチーな記事こそないものの蓮實重彦・小松弘・藤原敏史・上島春彦・阿部和重といった豪華執筆陣の論文が軒を並べており、永久保存版と賞されるに足る仕上がりになっている。
当会の新野も『未知のモンタージュ〜あるいは「デブ君の墓暴き」』なるレポート風のエッセイを寄稿。初稿提出(1996年末)から刊行に至るまでの期間が長かったため、最終稿ではその間の諸事情を反映し(淀川長治の逝去など)、かなりの修正が施されている。新野の文章を手直しするというこの地上で最も非生産的な責務を負われた編集長・関口良一氏のご苦労が偲ばれることである。
巻末、新進気鋭の映画監督4人による座談会の最後が「20世紀最後の出版」という編集者のコメントで締め括られているのは、何やら次号(次世代)の活躍に大きな期待を寄せているものなのであろうか!?