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『ダメじゃん、蟹江クン!』

イタクラ ヨシコ著、牧野出版
四六判 上製/254p/本体価格1,600円+税
ブックデザイン:日下潤一、カバー&扉イラスト:久村香織
ISBN 978-4-89500-118-2

元・当会メンバーでライター・翻訳家の板倉克子が、カナ表記名義でラブコメディ小説を上梓。

書き下ろしの処女長編です。

従来のスイートな恋愛小説をオチョクるようなクール なボキャブラリーと軽躁スラングが渾然一体となって 炸裂。

レディースの下着会社に勤めるイケメン青年の軽挙 妄動ぶりは、活字で疾走するスクリューボール・コメ ディです!

1月15日、ジュンク堂書店池袋本店の新刊ランキン グ、<現代文学>部門で売り上げ第7位初登場。
3週連続トップ10入り!

丸善インターネット書店<日本文芸・女性作家>部 門では第8位。3月半ばまでトップページ20位圏に ランクイン!


~書評・コメントも続々寄せられております。ますます絶好調!~


◆ 軽くて、愉快で、それでもよく人間観察ができている。

  浅暮三文(小説家)

◆面白かった。スピード感が心地良い。何作も書いている小説家の作品のように肩の力が抜けているところも感じが良い。モテ男の物語は世に数多あるけれど、たとえばジュード・ロウ主演のリメーク版『アルフィー』は最後が悲惨で、主人公はコテンコテンにやっつけられ、すべて失っておしまいだが、本書は作者の男気(?)でハッピーエンドに終わっているところも時代に合っている気がした。

  神田茜(講談師、エッセイスト)

new!

◆男と女の気持ちの絡み合い、すれ違い、恋愛とセックスをめぐる思惑と欲望と葛藤を喜劇的なタッチで描いていて絶妙に面白い。

  岸田秀(エッセイスト、和光大学名誉教授)

◆本文172ページの誤植を見つけたのは、何を隠そうこの私です。

  木原実(気象予報士、俳優)

◆途中何度かぷぷっと吹き出しながらも一気読み。この小説世界にがっつりとハマりました。登場人物 の誰に共感するか、どの視点に立つかによって、自分のことが分かられてしまいそうな、コワい小説 でもあります。

  落語専門誌「東京かわら版」編集長・佐藤友美 
  http://www.tokyo-kawaraban.net/

◆言葉の弾丸、描写の弾幕で、ハチの巣にされた。「最近のドラマや小説じゃ、つい斜に構えちゃうんだよね」というヒネクレた男女のための、スパイスのきいたラブコメ! 愚かしくもピカピカの新恋愛小説!

  清水宏(俳優、芸人、声優)

◆駄目男でもイケメンなら人生はハッピーに展開する。

  富山県 立山町 広報誌「たてやま」<図書館コーナー>紹介文より

◆話者が登場人物にツッコミまくるさまは、サミュエル・ベケットの『マーフィー』みたい。ニッポンの文学には珍しいこのスタイルを今後も貫いてほしい。

  浜田優(詩人、編集者)

new!

◆使い古したタオルケットのように蟹江クンになじんでしまった。本を閉じた時の静けさは気のせいかしらと、そこから逃げるようにして、愛すべき彼らのてんやわんやの場所へと踵を返したくなった。

  もりまりこ(歌人)

◆一見無造作に巻き散らかされたお局OLの雑言の束のように見せかけられた言葉たちの中に、あっと驚くようなアイデアや、経験に導かれた箴言や教訓、人生に立ち向かう方法など知恵の数々が織り込まれていて、「若書きでは絶対有り得ないタイプ」の小説の醍醐味が味わえます。それでいてとても瑞々しい。素敵です。

  吉江善太(CMディレクター)

new!

◆そこの若いご婦人、これを読んで蟹江クンに目くじら立てるようでは、まだまだ修業が足りませんぞ!

   柳家喜多八(落語家)

  【敬称略、五十音順】